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【最終巻】小花美穂「Honey Bitter」14巻のネタバレ、感想

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小花美穂「Honey Bitter」14巻が出ました。ついに最終巻です!

なんとこのHoney Bitter、2004年に雑誌『クッキー』に掲載されてから15年経っているのです。かなりの長期連載!

2004年って言ったらまだ、矢沢あい先生の『NANA』も勢いあったときだったし、私もまだ独身だったわ…(^^;

作者の小花先生もこの連載期間中に子供が生まれ、今ではその子供ももう中学生になるんだとか。

独身時代から読んでいたHoney Bitterが無事、最終巻を迎えられて私もなんだか感慨深いものがあります!

前置きが長くなりましたが、早速14巻の内容について語ります。

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前回までのあらすじ

リキがテロメンバーから撃たれて死亡するという予知夢を見たシュリ。

予知通りにテロ組織は開園前の遊園地に人質を取り、シュリとリキを拘束する。

テロ組織との戦いはシュリの活躍により、人質は全員救出された。

テロの総領シドウは乱心し、シュリを人質に取り、屋上の処刑場へ。

処刑場で拘束されたリキらしき人物(実際はリキではなく、テロメンバー)を射撃し、シュリはリキが撃たれたと思い込み、突き飛ばされて頭を打って気絶。

屋上まで来た早穂はシドウを射撃し、倒す。処刑場でシドウに撃たれた人間はリキではなく、テロメンバーだと発覚する。

リキは無事で、人質事件も解決したが、シュリは秘薬の飲み過ぎと頭を打ったからか、気絶したまま起きない。

そのままシュリは眠り続けた…。

小花美穂「Honey Bitter」13巻の感想(ネタバレあり)

14巻の内容(ネタバレあり)

植物人間状態のシュリ

テロ事件から3カ月経っても意識不明のまま眠り続けているシュリ。

親友・みのり、元彼・陽太、親戚の圭甫もシュリを心配してお見舞いに来ていた。

警察の聴取責めであまりお見舞いに来ないリキに対し、

陽太は『シュリさんはテロを読みまくってショックが重なったのもあるけど、一番はあなたを救えなかったと思い込んでいるんだと思う。なるべく毎日お見舞いに行って、自分(リキ)は生きている事を伝えてあげてくれ』と言う。

その後、リキはお見舞いに行きシュリの手を握り『なんで俺だけ助かってんだ…ごめんな』

シュリ、目を覚ます

その後、シュリは目を覚まし意識は回復するが、しゃべる事はできない。

少しずつリハビリを続けている所に、田舎の曾祖母(ひいばあちゃん)が病院を訪ねてくる。

曾祖母はシュリの弱った姿を見て泣きながら、シュリを田舎に引き取る事を言う。

曾祖母の屋敷は24時間体制で重度の介護までできるようになっているらしい。

曾祖母『田舎の綺麗な水と気に触れたらシュリももっと良くなるはずじゃ。ひいばーちゃんと帰るかの』

シュリは泣きながらうなずき、曾祖母のいる田舎へ帰る事になった。

田舎で療養生活を送る

田舎で穏やかにリハビリをするシュリ。

一方、みのりや陽太、圭甫は寂しさを抱えながらも、もう少し落ち着いたら田舎にシュリのお見舞いに行こう、と話し合う。

リキは早穂の指示で北海道に出張の仕事が多くなる。(オフィスS自体は休業中で、以来も休止中)

陽太はリキに

『もう少し落ち着いたらみんなでシュリのお見舞いにみんなで行こう』

と提案する。

一方、シュリは子猫と遊んだりご飯を自分で少し食べれるレベルまで回復していた。

言葉はしゃべれず、読心能力は使えない。8~9歳頃の子供のような感じ。

そんなときにシュリの母親が突然、曾祖母宅を訪問をする。

シュリ母『私もお手伝いさせてください』

曾祖母『今、心を読まれないからだな?治って読めるようになったら近寄れない母親の手伝いはいらんわ、帰れ』

シュリ母『言う通り、私は心を読まれるのは嫌です。でも心から娘を疎んでいたわけではない。できたら普通に共に過ごせたら、とどれだけ願ったことか!』

シュリ母と曾祖母が言い争ってる時にシュリが現れて

シュリ『お母さん、来てくれたの?』

と初めてしゃべる。(その後、眠ってしまう)

その姿を見た曾祖母は

曾祖母『しょうがない。少しだけ手伝え』

シュリ母もシュリのリハビリに付き添うようになり、シュリの回復はますます進む。

リキや友人たちのお見舞い

田舎にみのり、リキ、陽太、圭甫がお見舞いに来た。

みのりと圭甫はかろうじてわかったようだが、陽太とリキの事は思い出せない。

陽太とリキは宿を取っていて2人で語り合う。

陽太『シュリさんとはヨリが戻ったんでしょ?』

リキ『今はヨリが戻るとか、しっくりくる状況じゃないから…』

リキ『あいつが治ってからのその後の事をあえて考えてなかった。少し先の未来を想定する習慣が元からついてないのかもしれない』

陽太『そんな感じですよね。だから聞いたんです。俺はもう自分の事はさておきシュリの望むようになったらいいな、と思ってます』

リキ『それは俺も思う』

陽太『それを聞いて安心しました』

次の日もお見舞いに行く、陽太とリキ。

猫の扱い方の件で、リキはシュリにすっかり嫌われていた。

リキはシュリに謝り、手を握って『お前、今何歳?』

リキ『19歳だろ。待ってるからな』

シュリは頭を抱えながら動揺する。

シュリ、正気を取り戻す

みのり、陽太、リキが東京に戻り、シュリは夢を見る。

その夢にリキが出てきてシュリは正気を取り戻し、今までの事を思い出す。

動転したシュリは走り出し、シュリ母は追いかける。

シュリ(帰らなきゃ、どこ?!現実に?)

シュリが崖の上にいてシュリ母も追いつく。

母『大丈夫よ。事件は終わったのよ』

シュリ『わかってるの!(リキは)助けられなかったの!』

母『大丈夫よ、生きてるの!敵と入れ替わってて助かったのよ。この前ここにも来てたでしょ』

シュリ『生きてる…?』

ようやく事実を受け止めれたシュリ。

でもテロ達を自分の手で撃ったことを気に病んでいて『消えたい』と母の背中で泣く。

その姿を見て母は『普通に産んであげられなくてごめんなさい。消えたいなら一緒に行くから』

シュリはその後、冷静になり『ごめん、大丈夫。消えないです』

早穂の告白

早穂が田舎にお見舞いに来る。

早穂が警察をやめた理由について話す。

早穂の恋人を殺した犯人を念力で射殺してしまった、と。(早穂は人の手や足を念力で動かす事ができる。)

その場から逃げようとして自分の頭に銃口を向けた犯人は引き金を引くつもりはさらさらなかった。

でも犯人が憎くて早穂は念力で、犯人の手を動かし銃口を引かせた。

早穂『力を使って殺さなくていい人間を殺してしまった、もう刑事ではいられない』

早穂『シュリが背負った十字架は私のみたいに真っ黒ではない。正当防衛だったし、人質も救った。立派だったわ。背負うも降ろすもあなた次第よ』

リキからの手紙と小さな事件

シュリの元へリキから手紙が届く。

文字はなく海外の図書館の写真のみだった。

そんな中、シュリはお手伝いのゆうこさんとバスに乗って用事に出かける。

そのバスの途中で中高生の女の子がおっさんから痴漢されていた。

女の子の心の声を聞きとったシュリはおっさんを撃退する。

ゆうこさん『シュリさん、勇敢で頼もしかったんですよ!さすが東京で調査員してただけありますね!』

こんな平和な田舎でも陰湿な事件がある事に心を痛めるシュリ。

シュリ(どこにでも困ってる人はいる。オフィスSで人を助ける事で自分も救われてた。読心能力を持った意味、生きて行く意味が見つかったようでうれしかった。それが私の生きがいになりつつあった)

シュリは早穂に今後の仕事の相談をするために東京に出る。

東京での再会

シュリは道端でばったり陽太に会い、圭甫のマンションに行く。

そこには漫画のアシスタント中のみのりもいた。

陽太とシュリは久しぶりに二人きりで話す。

陽太は大学を卒業したら警官(準キャリ狙い)になるために勉強を本腰入れて始めるらしい。

陽太『目指したきっかけは真柴と室長(早穂)みたいに俺もシュリさんを助けられたらなんて軽い気持ちだったんだけど、色々学ぶうちにシュリさんと別れても変わるような軽い目標じゃなくなってきたからさ』

シュリ『陽太みたいな警官がいたらいいかもね』

陽太『虹原さんとは連絡取ってるの?』

シュリ『ううん…ほとんど…私は急いで会わなくても大丈夫、というか。良くも悪くてもどうせ消せないから』

陽太『出会った最初からシュリさんの中には元彼(リキ)がいたもんね。俺はもうだいぶ吹っ切れてるから大丈夫。短い間だったけど幸せだったよ。ありがとね』

陽太とシュリは握手をする。

シュリ(陽太といたときはいつでも楽しくてあったかい思い出しかないよ)

夜になり、早穂に会うシュリ。

リキが送って来た海外の図書館の写真を見せる。

シュリ『あの人、図書館が家みたいに過ごしていた時期があって、好きみたい図書館。ここにいつか行ってみたいんじゃないかな』

早穂『ああ、一緒に行こうって事?可愛いじゃん』

シュリ(いつかあの人(リキ)を読んだときにこの世で女として認識しているのが私一人で、だからと言って未来のビジョンは何もなく、一般的な『付き合いたい』『結婚したい』とかは全くなくて、そんな彼が自分なりに将来を考えたときに、思い浮かんだのがこれだったんじゃないかな)

シュリ『私、しばらくは色恋とかどーでもいいです。私、やっぱりこの仕事続けたいです!』

シュリ(生きがいになりつつあったこの仕事を続けたい。人の苦しみ、喜び、自分の辛さ嬉しさもすべてを背負っても笑えるような強さを備えた人間になりたいです)

それぞれの未来

数年後、シュリは曾祖母の田舎では一番の街でオフィスS第3分室の室長になっていた。

開室したばかりで社員は3名。やりがいがあって充実した日々を過ごしている。

陽太は国家試験の面接に一発合格して、大学卒業後、初級幹部として研修を頑張っている。

刑事課研修で真柴さんの元でこれから半年間の研修が始まる。

真柴さん『久保君はノンキャリの方が合ってそうだけどな~』

陽太『僕もそう思いますけど、権力も少しは持っていたくて。力をつけておきたいです。いざってときに色々守れるように』

みのりは圭甫の漫画のアシスタントを社員レベルでなんだかんだで続けていて、結構仲良くやってる様子。

リキはオフィスS札幌分室の室長で、社員は4名。そこそこ大きい案件も入り業績も上々。

シュリとリキがプライベートでは会ってないけど、東京のオフィスS本室で仕事で1回会う。

リキ『案件そのものより人を使う方がストレスじゃね?』

シュリ『私はそこは楽しいから大丈夫』

何年かぶりだったけど昨日まで会ってたかのような雰囲気。

リキ『あれ、いつ行く?』

シュリ『図書館?老後かな』

リキ『遠いな。俺、心がもう老後なんだけど』

そして数年後?

第3分室で仕事をするシュリ。

今では図書館の写真は3枚になった。(3カ所の海外の図書館)

シュリ(いつか行くのかな)

シュリの回想~シュリとリキが海外の図書館に入ってる様子~

そして部下から仕事の報告の電話を受けてヘルプに向うシュリ。

シュリ(これが私の「普通」。大切な日常。今はただ走り続けます!)

ー終わりー

14巻の感想

いや~終わりましたね!

リキ&シュリエンドだったけど、ゴールが一般的な付き合いや結婚ではない所が彼女らしい。

確かにこんなに恨みを買いやすい仕事をしている二人が結婚して子供が生まれて家庭を作る…なんて想像ができない。

仕事に生きる同志のような関係と言うか、でもお互いに何年経っても消えない特別な相手だった。

リキにとって女は今も昔もシュリだけで、シュリの心にもリキがずっと棲みついていたんですよね。

そーいや前に、圭甫がシュリを読んだときに『シュリが男として惹かれたのはリキだけ。陽太には恋をしてない』ってさらっと今後の結末を示唆するかのような言葉を言ってたな。

見てる読者としては陽太がずっとシュリを想い続けて、陽太とシュリのラブラブな期間が長く感じるから、この二人が運命の二人のように感じていたけど、そうじゃなかった。

11巻で陽太とシュリが別れたのはなかなか受け入れられなかったけど、遊園地のテロ事件でリキを助けるために奮闘するシュリを見てると、陽太の外野感がハンパない(笑)

14巻でシュリの植物人間化のシーンでは完全にみのり、圭甫、陽太の3人衆がセットのような扱いになってたので、ようやく陽太とシュリは別れたんだな、陽太は外野になったんだな、と納得できました(^^;

でも最後に陽太は準キャリの警官を目指し、いざとなったときにシュリを助けたい、と願ったのはかっこよかった!

きっと今までの警察の無能さに憤りを感じていたんですね。

陽太とシュリは恋愛的にはハッピーエンドにはならなかったけど、早穂と真柴さんのような同士のような関係を築くんじゃないかなぁ。

しかし早穂がオフィスSの札幌分室、第三分室、本室含めて3つも事務所を構えるとは思わなかった。

第三分室はシュリの為だとわかるけど(一度、クビにしてるから本室には戻せない)

札幌分室はなぜ?嫌な感じの柳瀬を本室に置きたくなかったから?(テロ事件前はずっとNYで研修させていたし)

それか東京には何かと敵の多いリキを守るために、札幌に避難させた?

15年以上オフィスSのメンバーの活躍を見てただけに、みんながそれぞれの場所にいるのが、いまだに受け入れる事ができない自分がいる(^^;

なんとなくこの手の事件ものの漫画って、最後は結局いつもの日常に戻っているパターンが多いので、みんなが離れ離れになってるのが意外でした。

でもリアルだな。

人は1つの所に留まる事はできない。前に進んでいかなきゃですね!

さいごに

今回はHoney Bitter14巻の内容と感想を書きました。

個人的には14巻はシュリとお母さんの交流シーンがほっこりしました♡(・∀・)

小花先生の漫画はやっぱり好きなので、もしまた新連載が始まったらコミックスを買いたいと思ってます。

小花美穂「Honey Bitter」13巻の感想(ネタバレあり)


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